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東京在住。都内某IT企業にてビッグデータのお仕事をしています。ブログのテーマは未定。

[T]偏差値40だったわたしが旧帝大受験を突破した勉強法を司法書士試験に適用してみる

こんにちは、TENです。

東京も梅雨入りして、
今年もじめじめした季節がやってきました。

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じめじめするとなんとなく気分もすっきりせず
勉強のモチベーションも下がり気味です。

今日はこれまで自分が実践してきた勉強法をまとめて、
気持ちを切り替えたいと思います。

わたしはいまから紹介する勉強法で、偏差値40から
九州大学と京都大学大学院に合格しました。

大学受験を控えている受験生や、社会人で資格試験の
勉強をされている方にも参考になれば幸いです。


なぜ「勉強法」か?



わたしは、勉強には方法論があると思っています。

正しい努力をすれば、頭の良し悪しに関係なく成果を残せると思っています。

そう思うはなぜかというと、
自分が超劣等生だったにも関わらず、
勉強法について考えぬくことで
ある程度の成果が出せたからです。

きっかけは高校生の時に出会ったある一冊の本でした。
「受験は要領」という本です。

難関大学も恐くない 受験は要領―たとえば、数学は解かずに解答を暗記せよ (PHP文庫)

難関大学も恐くない 受験は要領―たとえば、数学は解かずに解答を暗記せよ (PHP文庫)


この本との出会いは衝撃的でした。
それまで「頭がいいやつ」が「勉強ができる」のであって、
自分は「頭が悪い」から勉強ができないのだと思っていました。

しかし、この本で語られていたのは
「頭の良し悪しではなく、試験という範囲内できっちり努力すれば、勉強はできる」
ということでした。

今の自分にとってみれば極めて当たり前の考えも
当時の自分にはコペルニクス的転回でした。

勉強も、スポーツもさっぱりだった自分でした。

自分はダメなやつだ、と思っていました。

しかし、この本の内容はなぜかスッとハラオチして
その後の自分の人生を大きく変えてくれました。

頭の良し悪しは関係ない(少なくとも試験勉強という範疇では)
まっとうな努力をすれば試験は必ず突破できる

そういう信念を自分に与えてくれた本です。

そんな本の考え方をベースにしてできた
わたしの勉強法の原則を紹介したいと思います。

わたしが重要だと考える原則は4つ。

  • 過去問中心主義
  • 勉強計画を立て、合格までの道筋をイメージし続ける
  • 参考書はガンガン買う
  • 問題集は答えを読んで「考え方」を暗記する


ではひとつずつ見ていきたいと思います!
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過去問中心主義


最も重要な原則は、
過去問を中心に据えるということです。

そもそも試験の目的に立ち返ってみましょう。

なぜ試験勉強をするのか?

それは試験に合格するためです。

試験に合格するにはどうしたらいいのか?

試験の日に試験会場で試験問題を解いて、
合格点以上を叩き出せばいいのです。
これができれば誰でも合格できます。

じゃあその確率を高めるにはどうすればいいのか?

それは過去に出題されてきた試験問題を
徹底的に研究して解きこなすことです。
過去問が解ける実力を養うことができれば
試験会場で合格点を叩き出す可能性は高まります。


なにはともあれ「過去問」から始めよ。

これはすべての試験で重要な原則です。

といっても、いきなり過去問を解き始めろ、
と言っているのではありません。
まず過去問に触れてみて、自分と過去問との
距離感をはかる、それだけで十分です。

過去問を検討していけば、
どんな出題が多いのか、
どんな問題形式か、など
その先の勉強法を決める上での多くの指針が得られます。


勉強計画を立て、合格までの道筋をイメージし続ける


過去問でゴールを確認したら、
次にどうやって走るのかを考えなくてはなりません。
いつどの参考書を使うのか、
どの時期までにどのレベルまで
各科目を仕上げていけばいいのかを
明確にイメージしていきます。

この段階では合格体験記や合格者の意見が参考になると思います。

予備校に通っていたりすると、
この辺りはかなり予備校がやってくれたりすると思いますが
受け身にならず、自分なりに咀嚼し、考えてみることが必要だと思います。
独学で試験にチャレンジする方は特に重要なのがこの原則です。

合格までの道筋を超具体的にイメージする
そして日々の計画に落としこむ
あとは淡々と計画をこなし
自分がどう走ってきたかを確認しながら前に進む

そうすることでどんどん過去問との距離が近づいていき、
最終的には合格していることでしょう。

わたしは大学受験のとき、
毎週毎週、試験までのスケジュールを
紙に書いてイメージをしていました。


参考書はガンガン買う


参考書は1冊に絞ったほうがいい
という意見を聞くことがありますが
わたしは全く反対の意見です。

軸となる参考書・問題集はきちんと据えるべきだと思いますが
サブとなる参考書、解説書のたぐいはガンガン買うべきだと思っています。

なぜならば、同一の論点も、複数の記述を読んで理解していくことで
理解がより立体的になっていくからです。

またある1冊の本の記述で理解できなくても、
他の本の記述だとスッと理解できる、
なんてことは本当によくあります。
たかが数千円の本なのですからケチらずガンガン買うべきです。

そしてそれらで理解した知識を、
軸となるテキストに書き込んで集約していきます。


問題集は答えを読んで「考え方」を暗記する


最後は問題集の解き方の原則です。
ここは先に紹介した「受験は要領」に
大きく影響を受けている箇所でもあります。

問題文を読んだ瞬間に、解くことができる問題であれば
頭のなかにアレコレと考えが浮かんでくるはずです。

例えば数学だったら、
どの公式を使うのか、どんな解き方が適用できそうか?
などです。

結局問題を解く作業とは
自分の頭の中にある「解き方」のストックからあてはめているに過ぎません。
そこに天才的な「ヒラメキ」など不要なのです。

そう考えると、
いかにして頭の中に「解き方」をストックしていくのか
が大事になります。

逆に、問題文を読んだ瞬間
さっぱり何をしたらいいのかわからないようなときは
さっさと答えを読んで、その「解き方」を理解し、
「考え方」を暗記してしまえばいいのです。

問題を読んでも頭に考えが巡らないようなときは、
それ以上考えても時間の無駄です。
とにかく「解き方」のストックを蓄えるように問題集を活用していきましょう。

ある程度ストックが溜まってきたな、と思ったら
それを過去問にぶつけてみれば自分の実力が測れます。


以上がわたしが常に肝に命じている勉強法の原則です。

この原則にそって徹底的に勉強をしたおかげで、
大学受験時代は1年間で30くらい偏差値が上がりました。
(スタートが低すぎた、というのもありますがw)

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とにかく勉強は頭の良し悪しなんかでは決まらない!
勉強ができない人がいたとしても
それはまっとうな努力ができていないだけだと思います。
逆に言えば誰でもまっとうな努力さえすれば「勉強はできる」のです。

わたしもこの原則を守って、司法書士試験に挑戦しています。
大学受験のときとくらべて、
フルタイムの社会人として働きながら勉強を続けるのは正直しんどいです。

しかし、努力しさえすれば
必ず達成できるゲームだと思って
頑張っていきたいと思います。

一緒に頑張る仲間が増えたらいいな。

それでは。

TEN

30代で人生を逆転させる1日30分勉強法

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試験勉強の技術―東大・司法試験に一発合格

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